東京大正博覧会の噴水

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 大正3年(1914)、東京・上野で開催された東京大正博覧会の噴水塔。不忍池に建設中の様子を捉えた1枚である。完成後の姿について当時の新聞は次のように伝えている。

 「構造は人造石を以て畳み上げし噴水盤は直径百五十六尺にて塔の高さは水面より百五十尺に及び之れは木骨鉄板にて造り上げ噴水塔には高さ三十尺と百尺との二ヶ所あり飛瀑直下する様は宛然銀箭を乱射せるが如き壮観を呈するならん」(読売新聞,1914年3月27日)。