2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「噴水の少い都市」

東京美術学校(現東京藝術大学)で図案科の教授を務める等、明治時代後半から昭和にかけて日本の図案工芸界の先駆者として活躍した意匠家、島田佳矣(よしなり)は大正11年(1922)、雑誌『現代之図案工芸』(8巻7号)に「噴水の少い都市」という小文を寄せ…

「大本営跡の噴水」

広島軍用水道布設部にては旧大本営跡へ噴水を設くるに付其構造を鯉の形にとり其口より噴水せしめんとの議ありしところ嚮に軍用水道布設部長児玉源太郎氏の同地に赴むきし折しも軍用上の工事として然る贅沢なる仕懸をなさんは面白からずと云いしため之を見合…