2009-01-01から1年間の記事一覧

大倉喜八郎邸の噴水

明治の実業家、大倉喜八郎が赤坂葵町の私邸(現在はホテルオークラ東京)に設けた蓮の噴水である。 『風俗画報』の写真では「蓮」と判らなかったが、雑誌『太陽』第14巻2号(明治41年2月1日)掲載のお宅拝見記事「大倉喜八郎邸概観」によれば、「池の蓮花の…

米子市制記念噴水

昭和2年(1927)4月1日、全国で102番目の市として誕生した鳥取県米子市の市制施行を記念する鯉の噴水(下の写真は『新修米子市史』より)。工費1,583円81銭をかけて錦公園の公会堂南面に設けられた。完成は昭和3年11月13日。この日、市制実施の祝賀会が公会…

宝塚新温泉の噴水

明治44年(1911)5月1日に開業した宝塚新温泉の噴水像。

青海神社の噴水

新潟県加茂市にある青海神社の噴水。鶴の噴水に負けず、亀の噴水もちょこちょこと作例に遭遇する(愛知の豊川稲荷、山形の千歳館など)。現存しているようなので、ぜひ見に行きたい。

京都市動物園の噴水

動物園は常時大量の水を使用する施設である。水まわりのインフラが整っており、噴水が設置されるケースも多い。 京都市岡崎にある京都市動物園の大噴水。琵琶湖疏水の水を引き込んだ噴水である。水流に往時の勢いはなく「噴く」というよりは「湧く」という趣…

水晶塔=水族亟(箕面動物園)

ネットオークションで発見した「(箕面動物園)水族亟」なる絵葉書である。 屋外設置の水槽だろうか(水族「函」?)、周囲の景色が映り込み判りにくいが、魚の姿らしきものが写っている。 この絵葉書と箕面動物園の園内案内図の「水晶塔」を見比べてみよう…

キリンビールの大胆すぎる噴水

博覧会の噴水は各種のパビリオンと同様、会期が終われば多くは撤去される運命にある。大胆すぎるデザインは、仮設の建造物なればこそ。 昭和8(1933)年、奈良で開かれた観光産業博覧会、第一会場に設置されたキリンビールの噴水塔である。 キリンビールの大…

情報求む

「駅の向ふにある遊円地です.澤山人がゐて遊んでゐます.まん中にあるのは噴水です」 噴水探偵、いきなりの難問である。噴水探偵を名乗るのもいきなりであるが、そこはよしとされたい。「まん中にあるのは噴水です」という葉書裏の書き込みが叙述トリックで…

裸祭りと噴水(西大寺裸祭り「会陽」)

岡山県の古刹、西大寺。二月の第三土曜日、天下の奇祭と称される裸祭り「会陽(えよう)」が行われる。今年の会陽は明後日、2月21日に本番を迎える。 祭りが最高潮を迎えるのは深夜。本堂内外の明かりが一斉に消され、境内にひしめく数千人の裸の男の渦へ「…