2006-01-01から1年間の記事一覧

大阪・柴島(くにじま)水源地の噴水

「大坂市水道柴嶋水源地 噴水光景」とあります。水源地・浄水場・貯水池には場所柄――以前ご紹介した例では村山貯水池――しばしば見事な噴水が設置されています。これもそんな1枚です。池の左方に写る人物の大きさからしてかなり大きな噴水だったようです。

門司駅前の噴水

「門司名勝 駅前噴水」と書かれています。よく見かける門司駅の駅舎を背景とする噴水とは違うもののようです。池のつくりがシンプルな割に凝った噴水器を使っています。

京都の噴水

「Kyoto Water-works Ground from the Garden of Miyako-Hotel」とあります。今年見た噴水絵葉書の中では1、2を争う素晴らしい1枚です。本当に見事な噴水です。

大きくなったのか、小さくなったのか、それが問題だ

数日前に亀の噴水をご紹介したつながりで(*)豊川閣妙厳寺(豊川稲荷、愛知県豊川市)の噴水絵葉書をご紹介いたします。 今回の噴水絵葉書は、以前touri7878さんがご紹介されていた豊川閣妙厳寺の噴水絵葉書(**)と全く同じ位置から撮影されたもののようで…

鶴は千年、亀は万年④

さて、その亀の噴水はどのようなものだったのだろう。 当時の新聞記事によれば「又当地行在処の御庭に当るところへ鶴の形に池を掘り該地へ唐金製の大亀を置き北隣なる勧業課附属の製糸場の溜池より水を引き該亀の口より水を吐かせ其水を行在処御風呂場へ引く…

長崎公園(諏訪公園)の噴水

長崎くんちで知られる諏訪神社(長崎市)の境内地の隣にある長崎公園。現在の噴水は明治11年に発行された岡月洲『長崎諏方御社之図』(長崎歴史文化博物館蔵)を基に復元されたものである。

東京大正博覧会の噴水

大正3年(1914)、東京・上野で開催された東京大正博覧会の噴水塔。不忍池に建設中の様子を捉えた1枚である。完成後の姿について当時の新聞は次のように伝えている。 「構造は人造石を以て畳み上げし噴水盤は直径百五十六尺にて塔の高さは水面より百五十尺に…

前世界動物

『前世界動物』と題したシリーズ物の絵葉書のようです。「恐竜」という枠を踏み越えてしまった「怪獣」たちの異様な迫力をお楽しみ下さい。怪獣イラストに負けず劣らず、煽り立てる解説文が見事。 「海の怪物海龍の争闘、見よ月影淡き前世界の深海に覇を争う…

長野駅の噴水

長野駅(停車場)前に設置された、駅からほど近い善光寺ゆかりの「如是姫」の噴水です。 背後に写る「仏閣型」駅舎の完成が昭和11(1936)年、絵葉書の撮影時期はそれ以降となります。 戦後発行の絵葉書(最後の1枚)に写る如是姫の像は、 最初に設置された…

世界探検家菅野力夫

絵葉書の蒐集家なら一回は出逢ったことがあるだろうという言葉が決まり事のように 冠せられる古絵葉書国(のみ?)の有名人、「世界探検家 菅野力夫」。 世界探検家菅野力夫の絵葉書(以下、菅野絵葉書)といえば、世界各国の風景をバックに サファリ・ルッ…

宮島・紅葉谷の噴水

touri7878さんのブログ『縦覧御随意!よろずや商会絵葉書ギャラリー』の「宮島・紅葉谷公園の噴水(広島県廿日市市)」という記事でご紹介のあった噴水を別の角度から撮影したものと思われます。 こちらの絵葉書には「宮島紅葉谷」と書かれているだけだったの…

村山貯水池の噴水

今までとはちょっと場所を変えて今週は貯水池の噴水です。 キャプションには「村山貯水池大噴水ノ壮観」とあります。

京都市立紀念動物園の噴水(2)

大正14年(1925)発行の『京都市立記念動物園案内』では、 大ふんすい(大噴水)は琵琶湖より来る疎水の水を引きたるものにして、其の壮観他に 稀れなるべく外客亦之を嘆賞して息(や)まず と紹介されています。 (書きかけ)

富山県主催一府八県連合共進会の噴水(続)

「富山県主催一府八県連合共進会 彫刻噴水」とあります。

生産共進会の噴水

キャプションには「生産共進会噴水」とのみあります。

京都市立紀念動物園の噴水

暑い夏は噴水で涼を取りましょう。

鶴は千年、亀は万年③

明治41年9月17日、山形市滞在2日目。東宮は宿所(「御旅館」)である山形高等女学校を出立、山形県庁、山形県師範学校、山形中学校、三浦製糸場と巡り千歳公園を訪れている。当時の新聞は「御車より下りさせられ池辺の風景噴水等を暫時御覧あり池の東北に高…

鶴は千年、亀は万年②

東宮の山形市への行啓は、最初に紹介した絵葉書の記念スタンプが伝える9月16日が初日であった。千歳公園に設置された噴水器について、当時の山形新聞は行啓前日の市中の光景として次のように述べている。「千歳公園内第一池の噴水器は己に竣功し岩上及び盤上…

鶴は千年、亀は万年①

明治41年8月、山形市会は明治41年度の追加予算として6,908円を計上し可決した。追加予算の9割強、6,551円は臨時費として計上されており、その内訳として「役所費」「土木費」「教育費」などの項目が並んでいる。支出の中味を見ると、土木費は「香澄町木の実…

その実この瀧の水が臭くて鼻持がならない

明治45年(1912)7月3日に開業した大阪の新世界・ルナパーク。初代通天閣とホワイトタワーの間にあった「真澄ノ池」の噴水を調べている途中、面白い新聞記事を見つけたのでご紹介したい。題して「臭気満々の飛瀑」。 大阪時事新報は「新世界めぐり」と題した…

大阪国技館の噴水

「大坂国技館大納涼 庭園大噴水之場」とあります。

名古屋教育水族館の噴水

絵葉書には「神功后皇御釣魚噴水池」とあり、名古屋教育水族館のスタンプが押されています。

富山県主催一府八県連合共進会の噴水

大正2年(1913)、富山県主催一府八県連合共進会は県内4ヶ所の会場で開催された。 「富山市街接続地上新川郡堀川村」に設けられた第一会場には左右2館に分かれた本館があり、 分かれた本館の真ん中を池が貫くという設計になっていた。 本日紹介の絵葉書に…

第十三回九州沖縄八県連合共進会の噴水

明治43年(1910)福岡市で第13回九州沖縄八県連合共進会が開催された(3.11~5.9)。 九州沖縄八県連合共進会は明治15年以来、物産の改良発達を目的として各県の農産物や水産物を 一同に集めて開催されており、福岡市での開催は第5回に続き2回目となる。 …

塩江温泉の噴水(続)

香川県塩江町(現在は高松市と合併)の『塩江町史』(塩江町史編集委員会,1970)には、 「浴場西側の谷間に白纓(しらお)の滝がある(纓はエイとも読み冠の結び組の意味である)。 これは黒い岩肌に細い滝の流れが白い紐のように流れ落ちているところから…

沼尻遊園の噴水

「沼尻遊園野球 日本硫黄株式会社 耶麻軌道部発行」とあります。 野球のグラウンドのうしろに高々と水を噴き上げる噴水が写っています。

一関公園の噴水

「一ノ関名所 一関公園ノ噴水」とあります。 これまた噴水としては不思議な位置に設置されています。 隣で噴水を眺める男性はどこを通って来たんでしょうか。

熊本市主催御大典紀年国産共進会の噴水

「熊本市主催 御大典紀年国産共進会 噴水塔」とあります。 水量豊富、涼しげな噴水です。

あの噴水は今

明治36年、浅草寺の観音堂近くに設置された噴水です。 噴水器自体は現在、観音堂の手前にあるお水屋に納まっています。

ルナパークの噴水

今でこそ「なにわの情緒あふれる下町」といったイメージの強い大阪・新世界。しかし、そこにはかつて、パリのエッフェル塔と凱旋門を合体させたという強烈な個性を放つ初代・通天閣をランドマークに、時代の最先端を行くモダンな空間が広がっていた。 初代通…