#山形県

噴水の旅・天童篇

山形旅行2日目。午前中は山形市内の散策。午後は将棋の町、天童へ向かう。天童といえば将棋、特に人間を駒に見立てて対局する「人間将棋」が有名だろう。名物「人間将棋」は毎年、天童市内の中心部、舞鶴山の天童公園で繰り広げられる。しかし、今年の対局…

噴水の旅・山形市内篇

山形・千歳公園の噴水のことを記事に書いたのが2006年。山形に行こうと手元に買ってあった「るるぶ山形」は2007年版。あっちの噴水、こっちの噴水に浮気の日々で、実に3年が経ってしまった。いかんいかん。晴れた日は噴水を見に、今回は5月3日か…

鶴は千年、亀は万年④

さて、その亀の噴水はどのようなものだったのだろう。 当時の新聞記事によれば「又当地行在処の御庭に当るところへ鶴の形に池を掘り該地へ唐金製の大亀を置き北隣なる勧業課附属の製糸場の溜池より水を引き該亀の口より水を吐かせ其水を行在処御風呂場へ引く…

鶴は千年、亀は万年③

明治41年9月17日、山形市滞在2日目。東宮は宿所(「御旅館」)である山形高等女学校を出立、山形県庁、山形県師範学校、山形中学校、三浦製糸場と巡り千歳公園を訪れている。当時の新聞は「御車より下りさせられ池辺の風景噴水等を暫時御覧あり池の東北に高…

鶴は千年、亀は万年②

東宮の山形市への行啓は、最初に紹介した絵葉書の記念スタンプが伝える9月16日が初日であった。千歳公園に設置された噴水器について、当時の山形新聞は行啓前日の市中の光景として次のように述べている。「千歳公園内第一池の噴水器は己に竣功し岩上及び盤上…

鶴は千年、亀は万年①

明治41年8月、山形市会は明治41年度の追加予算として6,908円を計上し可決した。追加予算の9割強、6,551円は臨時費として計上されており、その内訳として「役所費」「土木費」「教育費」などの項目が並んでいる。支出の中味を見ると、土木費は「香澄町木の実…

宝珠山立正寺(山寺)の噴水

山形にあるお寺、宝珠山立正寺(通称山寺)の噴水です。 キャプションには「大正天皇行啓記念噴水」とあります。

千歳公園の噴水

山形・千歳公園の噴水3枚です。 もともと設置されていた噴水器に、あとから鶴とおぼしき噴水器を組み合わせたものと思われます。 では「鶴(とおぼしき噴水器)を取り付けたのはいつか」という点については、まだ調べ切れていません。「謹奉迎鶴駕 明治四十…