噴水の旅・天童篇

 山形旅行2日目。午前中は山形市内の散策。午後は将棋の町、天童へ向かう。天童といえば将棋、特に人間を駒に見立てて対局する「人間将棋」が有名だろう。名物「人間将棋」は毎年、天童市内の中心部、舞鶴山の天童公園で繰り広げられる。しかし、今年の対局は連休前にすでに終了。山道を行きかうのは、最後の花見客の車だけ。明らかにお花見ドライブスポットであろうこの山を、なぜ私は汗だくで登っているのか。なぜ山に登るのか、と問われたらこう答えよう。ペーパードライバーだからではない!そこに噴水があるからだ!
 
 なきゃ登んねーよ、チクショウ。
 
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 昭和46年(1971)に天童市観光協会が計画。昭和48年(1973)3月に竣工、4月22日に除幕式を迎えた「将棋塔」噴水は、天童市の市章の浮かぶ高さ1.5mの将棋盤の台座に高さ2mの花崗岩の王将駒を載せたもの。将棋盤の四隅と周囲から噴水する。「王将」の字は、大山康晴十五世名人の揮毫による。足下に見える芝生の上の黄色いマス目が「人間将棋」の舞台である。ちなみに、竣工の年の「人間将棋」の対局者は、当時の阿部金蔵・天童市長と天童よしみであったと公刊の『天童市史/市制施行五十周年記念』は記録する。
 
 
 将棋の町・天童には駒のモチーフが至るところにある。
 
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