2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

東本願寺の大噴水(2)

京都の「本願寺」といえば東と西、二つの本願寺がある。「京都の都人」にベルサイユ宮殿の大噴水を「詰まらなし」と言わしめた「我が本願寺の大噴水」は東の本願寺にあった。寺の北側、現在の花屋町通の辺りである。今は跡形も無いが、かつては大きな池があ…

東本願寺の大噴水(1)

一九一〇年(明治四十三年)六月五日、パリ。第一日曜は「月に一度、年に十二度のベルサイユ宮の大噴水噴出の日」とあって、ベルサイユ宮殿の大庭園には地元のパリっ子、フランス人はもとより、ロシア人、イタリア人、スペイン人と各国の見物客が詰めかけた…

三菱一号館美術館「ヴィジェ・ルブラン展」

東京丸の内の三菱一号館美術館で開催中(3/1~5/8:現在3/24まで臨時休館)の「マリー=アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン」展。革命迫るフランスでマリー=アントワネットの肖像画家として活躍した女性画家、ヴィジェ・ルブランの回顧展。 http://mimt…

ポンプと噴水

博覧会などで噴水は人々の耳目を集める格好の広告媒体として、社名や商品名の売り込みに大いに利用された。福助足袋と広告合戦を繰り広げた足袋メーカー、つちやたびの巨大噴水「水晶塔」や、中山太陽堂の「カテイ石鹸大噴水塔」(http://blogs.yahoo.co.jp/…

学界の一大驚異 鬼ノミイラ絵葉書(1932年)

ネット上で「妖怪ミイラ」の画像を探すとき、(こんなタイトルを掲げておきながら)実はこのサイトがけっこう充実している。そんなお誉めの言葉を下さった方のご期待に応えて、鬼のミイラ(骨)の絵葉書をご紹介。「よくわからないニッポンの絵葉書」の中で…

京都停車場前の噴水(1917年?)

1920年(大正9年)の『日出新聞』のマイクロフィルムのリールを回していたときに(探しものは見つからず)クルクルと流れていく紙面の片隅に見つけた噴水の記事。見よ、文化系の動体視力。「目端が利く」というより、これは「目が端に利く」。 辰山園と命名 …