昭和2年(1927)4月1日、全国で102番目の市として誕生した
鳥取県米子市の市制施行を記念する鯉の噴水(下の写真は『新修
米子市史』より)。工費1,583円81銭をかけて錦公園の公会堂南面に設けられた。完成は
昭和3年11月13日。この日、市制実施の祝賀会が公会堂で催された。『
米子市十周年史』はこの事業を「市制実施記念公園噴水池改築」としており、以前から池、ないしは別の形の噴水があったのかもしれない。
人気を呼んだ噴水であったが、昭和40年代の造成で取り壊され、鯉だけが市立児童文化センター前で保存されている。
<参考文献>
・『新修
米子市史』第三巻通史編近代(2007)
・『
米子市十周年史』(1937)