2011夏:噴水の旅―番外篇(観覧車・小便小僧)

 この夏の旅で発見した噴水について書き留めている途中だが、こちらは番外篇。特命捜査中の観覧車情報と小便小僧情報である。
 
 8月17日に福岡県立図書館を訪れた。東亜勧業博覧会の資料を探すのに大変お世話になった図書館だ。その『東亜勧業博覧会誌』の現物を確認するため、長崎から東京への帰路に博多行を組み入れた次第。この図書館には国会図書館や横浜の新聞ライブラリーが所蔵していない『門司新報』という新聞のマイクロフィルムがあるのも見逃せない。
 
 東亜勧業博覧会をはじめとする福岡の博覧会の噴水については本篇でご報告するとして、『博多築港記念大博覧会誌』で見つけた観覧車がどうやら面白いことになりそうだ。「観覧車通信」http://blog.livedoor.jp/tenbosenkaisha/の「噴水班キャップ」として、福井優子・東京支局長に集めた資料をお送りしたところ、「なんと言っても、築港記念大博覧会の観覧車にインパクトがありますね」とのこと。これまた、観覧車方面のスクープになるか!?支局長の発表に乞うご期待。
 
イメージ 4
 
 そしてもう一つは小便小僧情報。松山で見つけた小便小僧と「小便小僧の詩」。
こちらは、『芸術新潮』2010年5月号に「股間若衆―日本近現代彫刻の男性裸体表現の研究」を発表された木下先生へのご報告。裸で小便を垂れている小僧は、まごう事無き「男性裸体表現」である。
 
 場所は松山城へのロープウェイ乗り場がある通りの入口、松山一番町郵便局の軒先(風景印をもらいに訪れた)。小僧の左下には松山東雲中学生徒会から贈られた「小便小僧の詩」のプレートがある。残念ながら「虹のシャワー」(「小便小僧の詩」参照)はこの30数年ですっかり枯れてしまったようだ。
「小便小僧の詩」の最後に書かれた「昭和54年」は松山市の市制90周年にあたる年で、記念誌などが出ている。この小便小僧は市制90周年モニュメントの一つだったのかも知れない。
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3