甲府勧業共進会の噴水(1)
1918(大正7)年10月5日、市制施行30年を記念した勧業共進会が甲府で開催された。市内四カ所の会場のうち、第一会場の舞鶴城公園(甲府城)と第四会場である太田町公園(遊亀公園)の二カ所に噴水が設けられた。
「市勧業共進会の記念として太田町公園に永久的噴水を設置すべく…該噴水は池中に水面約十尺の巌石を据付け自然の瀧を擬して噴水せしむるに在りと又舞鶴城公園内にも共進会期間中舞鶴の噴水を設置する予定にて…」(『山梨日日新聞』1918年9月11日付、「噴水設置工事」)