#北アメリカ

【番外編】ホノルル・カピオラニ公園の噴水・4

御即位大礼奉祝会は「鶴亀の噴水器」を建設すると決めたものの、いざ建設に向けてデザインや予算を詳しく調べ始めると、日本から横槍が飛んできた。 奉祝会がモデルとして念頭に置いていたのは東京・日比谷公園の鶴の噴水である。奉祝会の依頼を受け日本で調…

【番外編】ホノルル・カピオラニ公園の噴水・3

大正4(1915)年7月26日、御即位大礼奉祝会は発足した。発足当日からすぐさま様々な事項の審議に入り、噴水器建設も論じられている。 永久的記念物として「鶴亀の噴水器」を建設してこれをホノルル市に寄進する、会の委員長となった領事の有田八郎(…

【番外編】ホノルル・カピオラニ公園の噴水・2

大正天皇の即位式を11月に控えた1915(大正4)年夏、海の向こうのハワイでは、即位を祝し、在留邦人によるモニュメントとして噴水塔の建設計画が持ち上がった。噴水塔の製作は、総領事館から外務省を通じ、東京美術学校(現在の東京芸術大学)が請け負った(…

【番外編】ホノルル・カピオラニ公園の噴水

大正天皇の即位式を11月に控えた大正4年(1915)夏、海の向こうのハワイでは、即位を祝し、在留邦人による噴水建設計画が持ち上がっていた。有志で結成した「御即位大礼奉祝会」が旗振り役となり、1万人の会員が集まるという見込みの下、会員からひとり1ド…